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仕上げみがきをスタートする時期

更新日:2022年1月25日


【結論】歯が生え始める生後6ヶ月ごろから


0歳6ヶ月ごろになると、初めての歯が生えてきます。


歯が生え始めたら、仕上げ磨きをスタートする時期です。

なんですが、


この頃の仕上げ磨きの目的は、

「歯の汚れを綺麗に落とすこと」ではなく、

「赤ちゃんに歯ブラシの感触に慣れてもらうこと」です。

なぜなら、

0〜1歳の時期の歯は、ほぼ虫歯にならず、

歯みがきの予行練習の期間だからです。

生まれたての赤ちゃんの口の中には、むし歯菌はいません。

しかし、

1歳6ヶ月〜2歳6ヶ月くらいの期間に

誰かの口の中のむし歯菌をもらってきてしまいます。

その結果、

2歳頃から虫歯になる子が出てくるのです。

つまり、

0〜1歳のうちは、

むし歯菌が口の中にたくさんいるわけではないので、


「虫歯になったらどうしよう…」

「歯に着いてる汚れを全部落とさないと!」


と、親が必死になって仕上げ磨きを行う必要はないんです。

0〜1歳の頃の仕上げ磨きで大切なことは、

「赤ちゃんに歯ブラシの感触に慣れてもらうこと」

歯ブラシの感触を赤ちゃんが嫌いになってしまうと、

のちのち仕上げ磨きを嫌がるようになってしまいますからね。

毎日、歯ブラシを赤ちゃんの口の中に少しでも入れれたらOKです!


安全な形の歯ブラシなら、

赤ちゃん自身に歯ブラシを持たせてみましょう。

なんでも口の中に入れる時期、

自然と歯ブラシを口に入れてねぶりまくるでしょう(笑)

そんな、遊びのような感覚の仕上げ磨きでいいんです。

そして、歯ブラシを口に入れれたら、

「すごいね!」

と毎回笑顔で褒めてあげてください。

目標は、1歳6ヶ月ごろに

仕上げ磨きを嫌がらずにさせてくれるようになることです。

歯が生えはじめた頃の仕上げ磨きデビューは、

ママが頑張りすぎないで大丈夫!

「歯ブラシ遊びの時間」くらいに考えて、

毎日赤ちゃんが歯ブラシを口に入れる時間を楽しんでみてください♪



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くすはらゆか

歯科医師/幼児心理アドバイザー

普段は歯科医師として、子どもから大人まで虫歯の治療をしています。出産後、育児の大変さを日々痛感し、この体験を機に子どもの虫歯予防団体「Lovetooth」を起業。子どもの虫歯予防のホントに大切な話や、時短で効果の高い歯のケア法などを発信しています。

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